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【法律練習問題】第5編 第1章 リスクマネジメントの基礎

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問題1

リスクに関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。

(ア)

経営戦略リスクとは、企業の経営戦略に基づく事業の遂行に伴い発生するリスクであり、経営者の意思決定に起因するリスクともいえる。

(イ)

金利変動リスクとは、金利の変動で資産・負債の価値が変動することによって損失を被るリスクをいい、銀行や保険会社にとってリスクの1つといえる。

(ウ)

流動性リスクとは、流出する資金に対して流入する資金が不足し、資金繰りが悪化するリスクをいい、企業は、売上不振や売掛債権の回収不能によって資金不足に陥った場合、資金を調達できなければ、破たんに追い込まれる。

(エ)

システムリスクとは、コンピュータシステムのダウンまたは誤作動等のシステムの不備等に伴い、顧客や企業が損失を被るリスクをいうが、コンピュータが不正に使用されることにより顧客が損失を被るリスクは除外して考える。

▶ 答えを確認する

(ア)設問のとおり正しい。

(イ)設問のとおり正しい。

(ウ)設問のとおり正しい。

(エ)システムリスクとは、コンピュータシステムのダウンまたは誤作動等のシステムの不備等に伴い、顧客や企業が損失を被るリスクや、コンピュータが不正に使用されることにより顧客や企業が損失を被るリスクをいう。

問題2

リスクに関する次の記述の正誤の組合せとして正しいものを下記の選択肢の中から選びなさい。

(ア)

純粋リスクには、自然災害や損害賠償責任事故などがあり、たとえリスクを回避しても利益を得ることはない。

(イ)

純粋リスクについては、企業が適切な事故防止対策を講じれば、ある程度制御することができるものもあるが、為替・株価の変動などの投機的リスクについては、完全には制御することはできない。

【選択肢】

A.アおよびイともに正しい。

B.アは正しいが、イは誤っている。

C.アは誤っているが、イは正しい。

D.アおよびイともに誤っている。

▶ 答えを確認する

A

(ア)設問のとおり正しい。

(イ)設問のとおり正しい。

問題3

リスクマネジメントに関する次の記述の正誤の組合せとして、正しいものを下記の選択肢の中から選びなさい。

(ア)

リスクを合理的に管理し、リスクの顕在化により損失が発生した場合でも、自社の許容範囲に収めることによって「企業の存続」と「持続的な発展」を図り、企業価値を高めることは、リスクマネジメントの目的の1つといえる。

(イ)

企業は、ステークホルダーの利益を守った事業経営を行い、コンプライアンスとリスク管理を推進することによって、ステークホルダーに被害を与える事件や事故の発生を未然に防止することが重要である。

【選択肢】

A.アおよびイともに正しい。

B.アは正しいが、イは誤っている。

C.アは誤っているが、イは正しい。

D.アおよびイともに誤っている。

▶ 答えを確認する

A

(ア)設問のとおり正しい。

(イ)設問のとおり正しい。

問題4

リスクマネジメントの手順に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

(ア)

一般的に、事故の発生頻度が低く、損害の規模の大きいリスクに対しては、「リスクの保有」を選択することが有効な方法といわれる。

(イ)

リスクを分散すると、一般的に「損害の規模」が小さく、「事故の発生頻度」が低くなるため、事故が発生した場合の損害額を最小限に抑えることができる。

(ウ)

どのような事故防止対策を講じても、リスクを完全に排除することはできないため、損害が発生した場合の備えとして、リスク・ファイナンシングを行う必要もある。

(エ)

リスクの保有には、少額の損害を「経常費」で処理する方法、予想される損害に対してあらかじめ資金を積み立てる「準備金・積立金」による方法、銀行等からの「借入れ」による方法があり、「準備金・積立金」は、すべて課税後の利益から積み立てなければならない。

▶ 答えを確認する

(ア)一般的に、事故の発生頻度が低く、損害の規模が大きいリスクに対しては、「リスクの移転」を選択し、事故の発生頻度が低く、損害の規模の小さいリスクに対しては、「リスクの保有」を選択することが有効な方法といわれる。

(イ)リスクを分散すると、一般的に個々の「損害の規模」は小さくなり、「事故の発生頻度」は高まる。

(ウ)設問のとおり正しい。

(エ)「準備金・積立金」のうち、企業が任意に積み立てる「任意積立金」は、課税後の利益から積み立てなければならない。

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